□■> 第2回目 質問コーナー(リーゼ編)はこちら <■□
□■> 第3回目 質問コーナー(プルム編)はこちら <■□
□■> 第4回目 質問コーナー(メイリン編)はこちら <■□
□■> 第5回目 質問コーナー(ユズ編)はこちら <■□
□■> 第6回目 質問コーナー(メアリ編)はこちら <■□


国民から、10の質問のコーナー(エルナ編)

インタビュアー リーゼロッテ


初めに/フルネーム/出身地/身長と体重/スリーサイズ/趣味・好きなもの/
得意な物・苦手な物/魔物討伐/任務での生活/主人公について
<<back

0、進行紹介
「……では、国民からエルファリーナ王女様への10の質問をはじめます」
「インタビューは、この私、リーゼロッテが勤めさせてもらいます」

エルナです。今日は、私が10個の質問に答えさせてもらいますね」
「ちょっと緊張していますけれど、最後までよろしくお願いします」

「? ……エルナ。何だか嬉しそうね」

「え? それは嬉しいですよ。
 だって、国民が私たちに興味を持っていてくれてるってことですから」
「だから、とっっても嬉しいです♪」

「……そういうものかな」

リーゼは違うの? 余り乗り気じゃないみたいだけれど……」 

「そうね。こういうのは余り慣れていないし……」
「けれど、これも任務なのだから、仕方ないわよ」

「うん。えっと、頑張ってね……?」
「それに、みんなも見てるんだし。元気よくいこうよ」

「……ふふ。それも、そうね」
「では、エルファリーナ皇女様、そろそろ質問のほうをさせてもらいますね」

「はい。よろしくお願いします」



初めに/フルネーム/出身地/身長と体重/スリーサイズ/趣味・好きなもの/
得意な物・苦手な物/魔物討伐/任務での生活/主人公について
<<back

1、名前(フルネーム)
「それで最初の質問は……[名前を教えてください]ってことらしいけど」
「質問者って、殆ど、あなたの国の民でしょ? 知らないの?」

「いえ……そんなことはないと思うのですけれど」
「公の場でしか使わないですけれど……流石にそれは……」

「……そうよね。流石に王女として国民に名前を覚えられていないのは、
おかしいわよね」
「……ちゃんと、こうして質問書も来ているのだし」

「けれど、今回は他の国の人にも紹介ということらしいから……」
「エルファリーナ王女。フルネームをお願いします」

「あ、はい。わかりました」
「私のフルネームはエルファリーナ・メディーユ・ウル・ラングラーデです」
「長いので、皆さんのお好きなように呼んでくださっても構いません」
「王女と言うよりも、友達のように接して欲しいと思ってます♪」

「もしかして……」
(慌てて、質問書の文面を見るリーゼ)
「やっぱり……」
「……これじゃ、フルネーム覚えられていないわけよね」

「? 何かいけなかった……?」
「少しでも、国民に親しみを持ってもらおうと思ったんですけれど……」

「……確かに、親しみは持ってもらえていると思うわ」
「充分過ぎるほど充分に」
「でも……そんなのじゃ、いつまでたっても名前覚えてもらえないわよ?」
(そう言って、エルナへと手紙を渡すリーゼ)

(手紙を受け取りながら、ゆっくりと文面へと目を走らせるエルナ)「まさか。流石にそれはないと思――」
「――え……。こ、これは――!?」

――お手紙の内容一部抜粋――

●エルナ様のお名前を教えてください
●エルリーナ様のお名前を教えてください
●エルファ様のお名前を教えてください
●可愛い皇女様のフルネームを教えてください
●ファリーナ様のお名前をフルネームで教えてください
●エルファーナ様のお名前が知りたいです。
※全てラングラーデの国民達から

「そんなっ……」
「エルファーナや、ファリーナなんて……」

「……そんなにショックなら、もう少しラングラーデの王女として、
国民とは距離をとったほうがいいと思うけれど」

「そ、それは駄目です!私は国民に身近に感じられる
  あのセレスティナ様のようなお姫様になりたいんです」
「これだって、きっと悪気があってのことじゃないですし」
「それに、みんなが親しみを込めてくれるなら、私は何て呼ばれてもっ……!」

「……そう。なら、これからずっとエルリーナでも、エルファでもいいのね?」

「そ…それは……その…」

「どうなんです? エルファリーナ・メディーユ・ウル・ラングラーデ様?」

「こ、国民の、みんなが…親しみを込めてくれるなら、私は何て呼ばれても……」
「エルリーナでも、エルファーナでも、ファリーナでも……」
「大丈夫です……きっと……」

「……冗談よ。だから、そんなに泣きそうな顔しないの」
「こうして質問が来るくらいだし……」
「そもそも、こうしてエルナが悲しんでいるのを知れば、貴方のことが大好きなラン グラーデの国民さんはきっと、一生懸命名前覚えてくれるわよ」

「あ……リーゼ……。あの、ありがとう!」
(リーゼへと抱きつくエルナ)

きゃぁっ?! エルナ。ちょっと……離れて……っ」
「それよりもちゃんと、自分の口から言わないと。覚えてほしいのでしょう?」

「あっ……そ、そうでした」
(さっとリーゼから離れるエルナ)
「――では、改めて。皆さん。その……出来ればエルナって呼んでくださいね」
「フルネームのほうも、覚えててくださると嬉しいです♪」

「それにしても……[前から思ってたけれど]……エルナってちょっと変よね」
「……私のことじゃないから、どうでもいいけれどね」

「な、何か酷いこといわれてるような……」



初めに/フルネーム/出身地/身長と体重/スリーサイズ/趣味・好きなもの/
得意な物・苦手な物/魔物討伐/任務での生活/主人公について
<<back

2、出身地は?(自分の国について)
「では、次の質問にいくけれど」
「……エルナの[出身地」の「ラングラーデ」について聞きたいらしいわね」
「とは言っても、おおよそのところは、●観光パンフレット●に記載されているので、
貴方の意見でお願いね……大丈夫?」

「あ、はい。任せてください」
「これでも、ラングラーデの王女ですので、話すことと言えば――

私の国で実施している、季節ごとの祭事のことだとか、名所につけられた名前の由来だとか、国王と王妃……あ、私のお父様とお母様の馴れ初めだとか、街で行われている、サービスデイの説明だとか、ここにしか生息しないと言われている、羽猫の説明だとか、それ以外にも……
(他つらつらつらつら×100)

 これくらいありますから。どれから話せばいいですか?

「え、その……貴方が、どれだけこの国を愛しているかはわかったから……」
「だから、お願い。時間の都合もあるから、本当に軽く説明してくれる?」

「……あ、はい。では、私の好きなパン屋のことを紹介させてもらいますね」
「その前に、ラングラーデは、セイフォール一の小麦の出産国で、
とても美味しいパン屋さんがいっぱいあるんですよ」

「そうね」
「……セイフォール一と言うだけあって、この国のパンなどは、とても美味しいわ」

「ふふ。でしょう?」
「私も通っているパン屋さんがあるんですけど本当にものすごく美味しいんですよ」
「焼きたてを売っているお店で、私が尋ねていくといつもサービスしてくれるんです」
「お金はいらないよって、とても親切なおじさんなんですよー」

「……ちょっと待ちなさい。もしかして、貴方が、自分で買いに行っているの?」

「え、そうですけれど?」
「やっぱり、自分でお買い物くらいは出来るようにならないとと思って」

「……今度からやめたほうがいいわ」
「サービスっていっていたけれど、ただ王女からお金なんて取れないだけでしょう」

「で……でも……。私が行くと喜んでくれますし……」
「何でも、私が来ることが、毎日の楽しみだって……行かないと次の日……」
「あの……泣いてしまわれることもあって……」
「私どうしたらいいか……」

「それは……何ていうのか……とても素敵な、人ね」

「はい♪」

(王女が王女なら……国民も国民ってことなのかしら……)
(……ラングラーデの国の在り方に疑問を覚えたのは私だけ……?)

「リーゼ。どうしたの?」

「……いえ、何でもないわ。次の質問にいきましょう」



初めに/フルネーム/出身地/身長と体重/スリーサイズ/趣味・好きなもの/
得意な物・苦手な物/魔物討伐/任務での生活/主人公について
<<back

3,身長・体重は?
「次は……[身長と体重]についての質問みたいよ」
「……こういう質問まで来ると、王女というものに対する、国民からの注目度が少しはわかるわね」

「えっと、その……体重も、ですか……?」

「ええ。しっかりと、身長と体重 と書かれてあるわ」
「……国民からの質問らしいけれど、……答えられる?」

「あ……は、はい。そうですよね」
「……大丈夫です!」
「すー……はー……」
「わ、私の身長は[158p]。体重は…………です」

「え? ごめんなさい、よく聞こえなかったのだけれど」

「………です」

「そんな小声じゃ、私にも聞こえないわよ?」

「でっ、ですからっ! 体重は、[46s」ですーっ!

「ううっ、恥ずかしいです……」

「……別に、気にするような体重でもないと思うけれど」

「それはどうかわからないですけれど……」
「あの。みんなに、体重まで知られちゃうとか思うと……」

「そうね。油断すれば、体重はすぐに変わってしまうらしいし」

「そ、そういう意味じゃないです……!」



初めに/フルネーム/出身地/身長と体重/スリーサイズ/趣味・好きなもの/
得意な物・苦手な物/魔物討伐/任務での生活/主人公について
<<back

4,スリーサイズは?
「さて、……次の質問なのだけれど」

「リーゼって、本当に淡々と進行していくよね」

「任務だし。多少の冗談なども必要だとは思うのだけれど」
「……やっぱり、時間には限りがあるから」
「それで、次の質問なんだけれど……」

「…………………え? 何故。こんなものまであるの?!」

「どうしたの? 何て書かれてるの?」

「……[スリーサイズ]を教えてくださいですって」

「えっ……。リーゼどうしよう?!」
「突然スリーサイズって言われても……」
「私、そんなこと知らないし……計ったこともないし……」

「そうよね。確かにそこまできっちり計るというのは……って」
「ま、待って。その言葉は、知ってれば教えるってこと?


「……だって、国民の質問は、受けるのが王族としての務めですから」

「……本気?」

「……本気ですけれど」
「でも、困りました……どうすれば……」

(……この子どうしよう。私のことじゃなくても、流石に心配に――)
「って、エルナ?! 何、脱いでいるの!?」

「え? その。わからないから、計ってみないとと思って」

「だからって、そこで脱ぐことはないでしょう!」
「ちょっと、こっちに来なさい!」

「え、ちょ、ちょっと、リーゼ?!」

「いいから。脱ぐくらいなら、私が計ってあげる」
「ちょっと、そこで待ってなさい!」
「…………返事は?」

「う、うん。わかった」


………
…… 
…  

「じゃあ、計るわよ」
「あ、ありがとう……。リーゼってやっぱり優しいね」
「はぁ……エルナって……やっぱり変よね」
「……それじゃ、ちょっと脱いでくれる?」
「あ、う、うん……なんか恥ずかしいね」
「……さっきはあんなところで、脱ごうとしてたのに?」
「そ、それは焦っちゃって……」
「……別にいいけど。じっとしててね」

………
…… 
…  

「エルナって……結構胸あったのね」
「……調べ終わったけれど、本当にいうの?」
「お仕事だから、言わないといけないのは……いけないんだけれど……」

「は、はい……」
「わ、私のBWHは、上から84 58 84です……」
「す、すごく恥ずかしいですね……」

「……そうね。……私はとても疲れたわ」



初めに/フルネーム/出身地/身長と体重/スリーサイズ/趣味・好きなもの/
得意な物・苦手な物/魔物討伐/任務での生活/主人公について
<<back

5,趣味、好きなもの、事は?
「今度の質問は、普通ね。[趣味・好きなものを教えてください]……らしいけど」
「……単純に、好きなことを答えてくれればいいわ」

「……そうですね」
「それは、やっぱり、……国民の笑顔;、だと思います」

「はぁ……」
「今までので想像はついていたけれど、他には何かないの……?」

「え、えと……あることはあるのですけれど……」

「? 何?」

「……イチゴのタルトが好きです」

「……タルトって、今目の前にあるこれのこと?」
(目の前に出ている、紅茶の横にあるタルトを指さして)
「……ここのメニューはそう言えば、メアリさんが作っているのよね」

「うん……だから、今回は私のためにメアリが作ってくれたんだと思う」
(ちらちらとタルトを見ながら)

「……残りの一枚食べていいわよ」

「え!? いいの? で、でも。それはリーゼの分じゃ……」

「……言葉と表情が一致してないわよ」
「それに……別に、私はこれが大好物ってわけでもないから」
「……はい、どうぞ」

「あっ……リ、リーゼ。あ、ありがとう……!」
「ん……ぱくっ……」
「美味しいです♪」



初めに/フルネーム/出身地/身長と体重/スリーサイズ/趣味・好きなもの/
得意な物・苦手な物/魔物討伐/任務での生活/主人公について
<<back

6,特技[得意なもの・苦手なもの]
「次の質問は、[得意なもの・苦手なもの]ね」

「えっと……先に苦手なほうですけれど「嘘」が苦手でしょうか」

「……なるほど」
「確かに、エルナは嘘がつけない性格しているわね」
「でも、いいことじゃないの?」

「……自分でも隠し事が出来なくて、困ってるところもあるんですよ」

「……そういうものかな」

リーゼは違うの? 余り乗り気じゃないみたいだけれど……」 

「ふふ。顔に出やすいしね」
「……それで、得意なものは?」

「得意なものは、[踊り]でしょうか」
「これだけは、お父様にも褒められましたし」
「王女としては、必要不可欠な嗜みらしいので、本当は余り自慢できることでもないんですけれど」



初めに/フルネーム/出身地/身長と体重/スリーサイズ/趣味・好きなもの/
得意な物・苦手な物/魔物討伐/任務での生活/主人公について
<<back

7,魔物討伐
「……次の質問は、[魔物討伐]について、ね」
「……ようやく、真面目な質問ね。エルナは今回の事件について、どう思ってる?」

「今まで平和だったのに……魔物が出てきて、それも私たちじゃなくちゃ駄目なんて……正直気が重いです」

「……王家の力のことね」
「そんなに自信がないの?」

「リーゼは知っていると思うけれど……」
「私……その……魔力が余り高くないから……その……」

「……そうね」
「そこに関しては、私は何も言えないけれど……」
「……魔力が高くなければやめるの?」

「それは……そ、その……」

「――で、でも」
「私頑張りますから」
「足手まといかもしれないけれど、一生懸命頑張りますから!」
「皆さん、応援してください」

「……そう言うことなら、頑張ってね」

「うん。ありがとう♪」



初めに/フルネーム/出身地/身長と体重/スリーサイズ/趣味・好きなもの/
得意な物・苦手な物/魔物討伐/任務での生活/主人公について
<<back

8,今回の任務での生活は?
「次は、今回の【任務での生活】ってことだけれど」
「この辺りについては、やっぱり国民も心配しているみたいね」

「……ですね」
「といっても、私は他のお姫様達みたいに、他の国から来ているわけではないので、生活は余り変わりません」

「そこは……少しズルしている気分で、心苦しいのですけれど……」

「……そこは、でもエルナとは関係ない部分でしょう」
「国家連合が決議の結果、ラングラーデを異変の調査の本拠にすることを
決定したのだから」

「セイフォールが大変な時に、こんなことを言っちゃうのもどうかと思うのですけれど……」
「修行は、とても楽しいです」
「これまで、同世代の人たちと修行をしたことなんて……ずっと昔にリーゼと少しだけした、くらいしかなかったですから」
「それと、リーゼとまた一緒に修行が出来るなんて思ってなかったから」

「……そ、そう。良かったわね」

「うん♪」



初めに/フルネーム/出身地/身長と体重/スリーサイズ/趣味・好きなもの/
得意な物・苦手な物/魔物討伐/任務での生活/主人公について
<<back

9,主人公についてどう思っている?
「それでは、最後の質問なのだけれど……」
「あの人のこと、どう思っているのか? ってことらしいわよ」

「あ、先生のことですね」
「とってもいい人だと思います」
「今回のことだって、快く引き受けてくれましたし」

「あの人は、ラングラーデの外れの森に住んでいたらしいのだけれど」
「正式な王国の魔術師とか、そういう人ではないのよね?」

「あ、はい」
「でも、魔術に関しての知識は、私たちとは比べものになりませんし」
「何よりも、ラングラーデのために、魔物と戦ってくれましたから」
「そして……今も。私たちを導いてくれています」

「……そう」
「では、何かその人に向けて言うことはある?」

「えっと……いつも迷惑ばかりかけてしまって、ごめんなさい」
「私……これからも、色々迷惑かけちゃうかも知れないけれど……」

「今回の任務。頑張りますので、よろしくお願いしますね」



初めに/フルネーム/出身地/身長と体重/スリーサイズ/趣味・好きなもの/
得意な物・苦手な物/魔物討伐/任務での生活/主人公について
<<back

「ふぅ……これで、質問は終わりよ」
「とりあえず……エルナ、今日はお疲れさま」

「うん。リーゼもお疲れさま」
「これから、どうするの?」

「……私は、修行に戻るけれど」

「そっか……頑張ってね」

「……ありがとう」
「エルナも……ね」

<<back